電気泳動電源 EV

電気泳動用電源EVシリーズは、手動モードと最大9種類のプログラムを使用した自動モードでの運転が可能です。マニュアルモードでは、ルーチンの電気泳動に必要な電圧、電流、電力、時間を設定することができます。パラメータは一時的に変更することができ、その際も実行を中断することはありません。よく使うパラメータを9ステップのプログラムに分けて、不揮発性メモリに保存しておくことができます。電圧は1Vステップ、電流は1mAステップ、電力は1Wステップで読み取ります。各ステップは次のステップを呼び出すことができ、特殊な技術に対応する柔軟なマルチステップ機能を備えています。実行中のステップのパラメータは、実行を中断することなく一時的に変更することができます。また、メソッドモードでは、制限電流または制限電力に達しないことを条件に、任意のステップに対して線形電圧勾配をプログラムすることが可能です。タイマーまたは電圧時間制御による運転は、全機種に標準装備されている便利な機能です。内蔵のマイクロコンピュータは、選択された値のカウントダウンが達成されると、自動的に運転を終了し、アラームを鳴らすことができます。各モデルには定電圧、定電流、定電力機能があり、自動クロスオーバーで、どのパラメータが一定に保たれているかが表示されます。主電源が落ちた後、装置は自動的に残りの時間のために運転を継続します。プログラム番号とステップを含む最大3600の出力値（電圧、電流、電力、時間または電圧）を保存することができます。PC用の無償データ収集ソフトウェアは、当社のウェブサイトからダウンロードできます。このソフトウェアにより、RS232を介して保存されたランの詳細を視覚化し、調べることができます。