3メガピクセルモニター2台分にあたる600万画素の情報量を、対角30インチのワイド画面上に表示可能な6メガピクセル医用画像表示カラーモニターです。マルチモダリティ対応により、CRやDR、CT、MRI、超音波など、複数種類の医用画像の同時表示を実現します。さまざまな医用画像の表示に対応できる高い表示性能と使いやすさを両立したモデルです。
「読影」を変える
医用画像撮影装置(モダリティ)のデジタル化や性能向上により、放射線科読影医1人当たりの読影件数は増加傾向にあります。増加する読影医の負担を軽減するため、読影環境を快適にし、読影ワークフローを円滑にするEIZO独自のWork-and-Flow機能を開発しました。RadiForce RX660と同梱ソフトウェアRadiCS LEとの組合わせで、Work-and-Flow機能を利用できます。
見たい時だけ表示
Hide-and-Seek機能により、操作しないPinP(ピクチャー・イン・ピクチャー)子画面は隠しておき、必要になったらカーソルを画面の端に移動するだけで表示できます。読影レポート、検査リスト、画像ビューワ、電子カルテなど異なる画面やPCを行き来する読影ワークフローの作業効率を損なわずにモニター数を削減でき、読影環境の省スペース化が可能です。
途切れない操作
Switch-and-Go機能により、USB切替えがモニター内で行われ、2台のPCを1組のキーボードとマウスで操作できます。操作したいPCの画面にカーソルを移動するだけで、瞬時に操作先を切替えられます。PCの行き来に生じるキーボードとマウスの使い分けが不要になり、読影効率の向上と、さらなる省スペース化が図れます。
モノクロとカラーをハイブリッド表示
Hybrid Gamma PXLHybrid Gamma PXL機能が、同一画面内のモノクロとカラーをピクセルごとに自動判別し、それぞれ最適な階調で表示、すなわちハイブリッド表示します。ピクセル単位で判別する新しい方式により判別精度が向上し、エリアで判別する従来の方式よりも安定して機能します。
これによりレントゲンやMRI、CTのモノクロ画像はDICOM Part 14に対応した階調で、内視鏡や超音波、核医学などのカラー画像はガンマ2.2に対応した階調で忠実に再現でき、モノクロとカラー画像を一つの画面上に表示する際の読影作業の効率化が期待できます。