集束型衝撃波治療装置の概要
集束型衝撃波治療装置は、高エネルギーの音響波を体内の特定の深さに正確に収束させるよう設計された、高度な医療・治療機器です。エネルギーを広範囲の浅い層に拡散させる放射状衝撃波ラジアルショックウェーブ療法とは異なり、集束型衝撃波技術では、深部組織の損傷部位を高い精度でピンポイントに治療することが可能です。
作用機序
本装置は体外で音響波を発生させ、それを組織深部の正確な焦点に収束させます。この機械的エネルギーは細胞レベルで微細な刺激マイクロトラウマを引き起こし、それによって身体が本来持つ治癒反応を活性化させます。
主な生物学的効果は以下の通りです。
血行促進新しい血管の形成血管新生を促し、損傷した組織に酸素や栄養を供給します。
疼痛緩和慢性的な痛みの信号を遮断し、局所的な炎症を軽減します。
組織再生コラーゲンの産生や細胞のターンオーバーを促進し、腱、靭帯、骨、筋肉の修復を早めます。
主な適応症
集束型衝撃波療法は、整形外科、スポーツ医学、理学療法、泌尿器科などの分野で、以下のような疾患に対して広く用いられています。
慢性腱障害例足底腱膜炎、アキレス腱障害、テニス肘
肩の石灰沈着性腱板炎
骨の疲労骨折および骨癒合遅延
筋膜性トリガーポイントおよび深部筋肉痛
勃起不全EDおよび慢性骨盤痛症候群専用の低強度プロトコルを使用
放射状衝撃波に対する利点
深部への到達性最大12cmの深さまで到達できるため、放射状衝撃波では届かない深部の病変に対しても有効です。
精密な制御患者の解剖学的構造や状態に合わせて、エネルギー密度や焦点の深さを正確に調整できます。
高エネルギーの伝達周囲の皮膚表面への不快感を最小限に抑えつつ、標的領域に集中的な治療エネルギーを伝達します。