人工膝関節は優れた長期成績を有しておりますが、術後の機能は十分だと感じていない患者が多数存在しています。TKAの術後の状態は、必ずしも患者の期待に応えておらず、術後、置換したことすら忘れてしまえる患者は殆どいません。TKA後の患者の約20%が満足でないと回答しているとの報告もあります。過度な前後の動きが膝前方痛や慢性的な腫脹の原因となっている可能性もあります。多くのPS型人工膝関節では、ポスト/カムが接触する屈曲70~80度以降でないと安定が得られておりません
人工膝関節の安定性が患者満足度を高める
従来のCRあるいはPS型人工膝関節を片方に置換し、もう片方にMedial Pivot型人工膝関節を置換した患者において、76%の患者がMedial Pivotを置換した膝の方が良好と答えたのと研究報告があります[5]。
より正常に感じられる。
階段昇降時に、より踏ん張り強いと感じる。
片足荷重でもより安定していると感じる。
可動域全体でより安定性が感じられる。
音の発生が少ない。
による膝関節の解剖構造とキネマティックスに関する研究[6]に基づき、GMK Sphereは開発されました。
人工膝関節置換後の日常生活活動の満足度向上、術後の膝痛軽減を目標とし、機能的な安定性が十分得られるよう設計されました。