サンプラーSALD-MS23を使用した場合、測定範囲はウェット測定で17nm~2500μmとなります。
例えば、メジアン径50nmのPSL粒子や直径2mmのステンレスボールも1台の分析装置で測定可能です。
様々な用途、目的、測定対象、環境、条件に合わせて最適なシステム構成が可能です。
測定対象物や目的に応じて、様々な試料量(Suspension)を選択することができます。
SALD-MS23のサンプル量は変更可能です。100mL、200mL、300mLから選択可能です。
バッチセルSALD-BC23のサンプル量は、12mLです。
高濃度サンプル測定装置SALD-HC23の場合、オプションで15μL~150μLのサンプル量に対応したインデントが使用可能です。
2.高感度・高濃度
広い粒子濃度条件(0.1ppm~20%)での測定が可能なため、粒子濃度による粒度分布の変化を評価することができます。
従来は、遠心分離機による希釈や濃縮により、試料の粒子濃度を分析装置の最適な条件に調整する必要がありました。この場合、凝集や分散などの粒度分布の変化を考慮することができませんでした。
分散や凝集は、希釈によって引き起こされることがあります。
希釈によって分散が促進される場合もあれば、凝集が発生する場合もあります。最適を確保するためには、希釈や濃縮を行わずに初期粒子濃度を決定する必要があります。初期状態での粒度分布の評価後、分散や凝集による粒子濃度の影響を評価する必要があります。
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