iCARE-2100@は、ヒト血清中のグルコース(Glu)、ホモシステイン(HCY)、尿酸(UA)および低比重リポ蛋白コレステロール(LDL-C)濃度を定量的に測定するための試薬キットです。臨床的には、主に血糖値のモニタリング、高ホモシステイン血症、高尿酸血症、高コレステロール血症、冠状動脈性心臓病、アテローム性動脈硬化症、心血管疾患のリスク評価の補助診断に使用されます。
使用目的
血清中のグルコース濃度は、リアルタイムで血糖コントロールの状態を反映します。血糖値の厳格な管理は、糖尿病などの血糖障害の予防・治療に不可欠です。
ホモシステインは、脳卒中、冠動脈硬化、心筋梗塞などの発症の独立した危険因子の一つであり、ホモシステイン濃度が高いと発症リスクが高まります。一方、ホモシステインの代謝の特徴から、ホモシステイン濃度はビタミンB12欠乏症と葉酸欠乏症の鋭敏な指標でもある。
UAはプリン体の代謝分解の最終産物であり、腎臓を通して尿中に濾過されて人体から排出される。正常な状態では、人体の尿酸値は動的平衡にある。尿酸値の上昇は通常、腎疾患患者で観察される。従って、UA測定は早期の腎障害の診断の補助として使用される。
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