TecanのResolvex®は、MS(質量分析計)のサンプル調製を自動化できる小型卓上 ユニットです。分析対象化合物の濃縮や精製を加圧式で行います。
ガスによる加圧式の固相抽出法(SPE)は、カラムおよびウェルプレートフォーマットにおいて再現性および均一性を最大化します。圧力は、マニュアルまたはプログラムで調整することが可能です。これにより、流速の最適化、処理時間の短縮、そして分析精度の向上を実現します。
質量分析のサンプルのクリーンアップや前処理の工程を改善するため、固相抽出テクノロジーに注目するラボが増えています。 Tecanはお客様と提携し、臨床で重要な分析対象物および抽出のメソドロジーについてMSサンプル前処理ワークフローをより効率的に実現できる自動化ソリューションを開発しています。ガスによる加圧式の固相抽出のため、再現性およびカラムやプレートのウェル間における均一性を最大化します。また、チャネルフローがそれぞれ独立していることにより、プレートの一部のウェルにしかサンプルが入っていない場合でも、均一な加圧によるサンプル処理を行えます。さらに、圧力は、マニュアルまたはプログラムで調整することが可能です。これにより、流速の最適化、処理時間の短縮、そして分析精度の向上を実現します。
均一なフロー
各チャネル内の独立したフローリストリクターは、部分的に注がれたプレートあるいはチューブラックでも処理することができ、サンプル間のばらつきを最小限に抑えることができます。
圧力コントロール
ガス圧のコントロールにより、円滑かつ迅速にカラムの流速調節が行えます。切り替えスイッチにより、液体サンプルの正確な流量コントロールが可能な設定と、固相乾燥用の設定を簡単に切り替えることができます。
シンプルな操作性
Resolvex M10 は使いやすく、日々の操作においても優れています。高さ調整も使用するプレートに対して自動で行われますので、直感的な操作性により簡単なトレーニングのみで使用することができます