ライフサイエンス研究では困難な課題に向き合わなければならないことがあります。神経科学、癌研究、その他の細胞や生物に関する分野であれば、研究のために共焦点顕微鏡のデータが必要となることがあるでしょう。CRISPR / Casなどの新しいテクノロジーは、革新的な発想を切り開き、まったく新しい科学的な課題に挑戦することを可能にし、イメージングの実験にも大きな影響を与えています。3D培養、スフェロイド、オルガノイド、さらには生物全体のような生体モデルに対して、可能な限りダメージを与えずに生命現象を観察するには、標識濃度を低くする必要があります。また同時に、光学セクショニングと低い光毒性および高速性を組み合わせた3Dライブセルイメージングが必要となります。そして結論を導く統計データを得るために、実験を何度も繰り返す必要があります。それはつまり、ハイスループットが必要になるということもすぐに明らかになるでしょう。
新しいAiryscan 2を搭載したLSM 980は、4Dイメージング用として最適な共焦点顕微鏡です。光路全体が最も高い光効率で複数の弱い標識のスペクトルを同時に検出するために最適化されています。新しいマルチプレックスモードのAiryscan 2により、イメージングのオプションが増え、実験の幅が広がります。今までよりも短い撮影時間で、より広い視野を超解像で、サンプルへのダメージ少なくイメージングすることができます。多くのソフトウェアのヘルプツールがワークフローを最適化し、効率的な撮影とデータ管理をサポートします。ZEN Connectを使用すると、実験の詳細をすべて記録して共有することができます。オーバービュー画像、ROI、および追加データを組み合わせることによって、イメージングモダリティ間においても常に画像の相関を把握することが可能となります。