9DP-1型は、25keV以上のガンマ線、X線、1MeV以上のベータ線を高感度で測定できる、デジタル式ハンドヘルド加圧イオンチェンバーです。この測定器は、パルスフィールドを測定する放射線撮影用に特別に設計されています。他のシステムでは通常見逃したり、不正確に測定されたりする50ナノ秒のパルス(およびそれ以上のパルス)を正確に積分します。この装置のもう一つの特徴は、検出器のチャンバーが2.5気圧(22 psig)までしか加圧されていないことです。しかし、この減圧により感度も低下するため、最小「良好」測定ポイントは2μSv/h(200μR/hr)です。
測定値と装置の状態は、232Kカラーの大型バックライト付きLCD画面に表示されます。画面には、現在の被ばく率だけでなく、積算被ばく率またはピーク被ばく率をSv、R、Gy、remの単位で同時に表示します。パルスモードは、低放射線の測定分解能を犠牲にしながらも、パルス放射線のレスポンスを向上させるために、最高測定レンジで装置をロックするモードです。
装置の操作は画面下の4つのプッシュボタン(ON/OFF、FUNCTION、AUDIO、ACK/RESET)で行います。視覚的な表示に加え、現在の被ばく率に比例したクリック音で被ばく率レベルを音声で表示します。2つのアラーム・レベルを設定でき、あらかじめプログラムされたレベルを超えた場合に警告を発します。アラームはディスプレイと音声で表示されます。本器はデータロギング用に設定することもできます。
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