SaberVet Canine Heartworm Antigen/Ehrlichia/Lyme/AnaplasmaAntibody Combo Rapid Testは、犬の全血、血清または血漿検体中の犬心虫(CHW)由来の特異抗原とエールリッヒア(EHR)/ライム(LYM)/アナプラズマ(ANA)由来の特異抗体を同時に定性検出することを目的としたラテラルフロー免疫測定法です。この検査はCHW/EHR/LYM/ANA感染の同時判定に有用です。
検査内容
犬心臓病、犬エーリキア症、犬リーシュマニア症、犬アナプラズマ病は、犬の一般的な血液関連感染症です。病原体は異なるが、多くの共通点がある。
類似点
感染経路:
犬心臓病は蚊、犬エーリキア症と犬アナプラズマ病はマダニ、犬リーシュマニア症はコナジラミ(サンドフライ)を媒介する。
症状
いずれも発熱、嗜眠、体重減少などの全身症状を引き起こす。
いずれも貧血やリンパ節腫大を起こすことがある。
地理的分布:
世界各地に分布し、特に媒介蚊が活動的な地域ではより一般的である。
相違点
病原体:
犬心虫症:犬心虫によって引き起こされる。
犬エーリキア症:Ehrlichia spp.によって引き起こされる。
犬リーシュマニア症:リーシュマニア原虫が原因。
犬アナプラズマ病:アナプラズマ属によって引き起こされる。
特有の症状:
犬の心臓病:咳、呼吸困難、運動耐容能の低下、心不全、腹水。
犬エーリキア症:鼻血、出血傾向、関節痛、眼障害(ぶどう膜炎など)。
犬リーシュマニア症:皮膚潰瘍、脱毛症、皮膚の肥厚、体重減少、鼻出血、腎不全。
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