手術映像の奥行き感、
立体感を忠実に再現する
31.5型ワイドの手術用3Dモニター
発光効率の優れたLEDバックライト搭載パネルを使用し、高輝度650 cd/m2、高コントラスト比1400:1を実現。さらに高解像度フルHD対応で、内視鏡や手術顕微鏡など奥行き感、立体感が求められる高精細な3D手術映像を忠実に再現します。
水平178度の視野角を持ち、見る位置や角度によるコントラストの変化が少なく、どこから見ても自然な映像を表示します。
手術室に設置された多くの医療機器や装置は、手術内容に応じて並び替えが行われます。その際の医療スタッフの安全性を考慮し、角のない丸みを帯びたデザインを採用。前面が保護ガラスに覆われたフルフラットデザインで、防塵・防水等級はモニター前面:IP45、全体:IP32を実現。
更に、ファンレス設計で通風孔がないので、清掃や消毒が簡単に行えます。ケーブルカバー装備でケーブル類もすっきり収納できるなど、手術室の安全性、衛生面に配慮しています。
液晶モニター画面の映り込みは、画面を照らす外光が屈折率の異なる保護ガラスや空気層を透過する際に発生する光の反射です。EIZOの手術用3Dモニターは、液晶パネルと表面のガラスを貼り合せるオプティカルボンディング加工を施しており、光の屈折率を最小限に抑え、目障りになる画面の映り込みを和らげています。これにより、医師の手元が見やすいように照明が明るい手術室で使用する場合でも、コントラスト比の低下を防ぎ、視認性の高い映像を再現します。
表面硬度9H以上の保護ガラスを内蔵し、モニター移動時に万が一壁等に接触した場合でも傷がつきにくいです。
更にオプティカルボンディングにより、空気層に光学弾性樹脂を流し込むことで表示面の物理的な強度を向上できます。液晶モジュールとガラスの間に隙間が存在しないため、埃や水分などの異物の侵入による液晶モジュールのダメージも防ぐことができます。
寒暖差の激しい環境などで液晶モニターを使用すると、液晶パネルと保護ガラスの隙間に存在する水蒸気が結露する場合があります。オプティカルボンディングを施した液晶モニターは、結露の原因となる液晶パネルと保護ガラス間の空気層が存在しないため、内部結露によって表示視認性が損なわれることがありません。
3D表示に採用した「偏光方式」は、カラー特性に優れ、ちらつきを抑えた3D映像を表示します。
専用の3D偏光めがねは、電池不要で重量が軽いので、長時間にわたる手術にも適しています。アンチフォグ(防曇)加工を施しているため、マスク着用時の曇りを防止し、快適な視界を保ちます。
サイド・バイ・サイド、ライン・バイ・ライン、トップ・アンド・ボトムやサイマルの3D信号フォーマットに対応します。