高輝度マイクロフォーカス封入管X線源搭載単結晶X線構造解析装置
低分子・生体高分子構造解析のための高速単結晶X線回折装置
XtaLAB Synergy-Sは、低分子、生体高分子の区別なく、使用する方の目的達成を最優先に考えて開発された、まったく新しい単結晶X線構造解析装置です。
最先端技術を駆使したハードウェアとユーザーフレンドリーなソフトウェアのそれぞれの特長を活かし、最高のパフォーマンスを発揮できるように設計されています。
XtaLAB Synergy-Sを活用することで、X線回折強度データをさらに精度よく、迅速かつインテリジェントに収集することができます。
さらに理想を追求した検出器 HyPix-6000
現存する検出器の中で最も理想的とされているHPC(Hybrid Photon Counting)検出器にさらに磨きをかけ、単結晶X線構造解析装置用に新しく開発した1光子検出型ハイブリッドピクセル検出器HyPix-6000を標準搭載しています。
さらに進化したゴニオメーター
進化したκゴニオメーターを搭載。カメラ長の対応範囲も広く、効率よくX線回折強度データを収集できます。従来モデルのκゴニオメーターと比較すると、回転軸の駆動速度は2倍になったため、測定時間を大幅に短縮できます。
さらに輝度の向上したマイクロフォーカス線源 PhotonJet-S
新しい技術を集結し、従来のマイクロフォーカス線源に比べ約2倍の輝度を実現しました。最適化された多層膜集光ミラーには、電動の調整軸があり、ソフトウェアから調整することで、常に最高のパフォーマンスが得られます。線源はCu、Mo、Agから選択でき、線源が1つのシングルソースシステム、2つのデュアルソースシステムに対応します。
さらに高機能化したソフトウェア CrysAlisPro
XtaLAB Synergy-Sの中枢を担っているのは、装置制御・データ処理ソフトウェアとして好評なCrysAlisProです。緻密な並列処理アーキテクチャにより、高速化・高機能化されたハードウェアの性能を最大限に引き出します。高度なアルゴリズムをもとに、複雑な結晶構造解析も、短時間で実現可能としました。
超高速・超高精度測定
高輝度X線源、高速読み出しが可能な最新型検出器、高速・高精度ゴニオメーターの組み合わせにより、超高速・超高精度測定を実現します。
より安全に
人間工学に基づいた筐体設計と安全回路により、最高レベルの安全性を有しています。
より早く
AutoChemとの組み合わせにより、スクリーニングから構造解析までのトータルタイムを大幅に短縮します。
より小さい結晶にも
ノイズを極めて低く抑えることで微小な回折も正確に検出可能なハイブリッドフォトンカウンティング(HPC)検出器により、微結晶の測定に大きな力を発揮します。
より難しい結晶にも
電動可変の発散角最適化ビームスリット(オプション)により、大きな格子を持った結晶、双晶結晶、インコメンシュレート相の測定に威力を発揮します。
より便利に
3種類の線源(Mo, Cu, Ag)から2波長を選択することで幅広いアプリケーション測定に対応。また、単波長から2波長へのアップグレードも可能です。