1光子検出型ハイブリッドピクセル検出器を搭載した卓上型単結晶X線構造解析装置
最先端2次元半導体検出器を搭載
XtaLAB mini II は、光子計数型ハイブリッドピクセル検出器を搭載した世界最小の卓上型単結晶X線構造解析装置です。従来のXtaLAB miniに比べて、フォトンカウンティングによるX線の計数やシャッターレス測定が可能になったことで、精度のよいデータを短時間で提供します。
ソフトウェアにはCrysAlisProを採用し、自動構造解析プラグインAutoChemとのコラボレーションにより、測定から構造解析まで自動で実行されます。ハードウェアからソフトウェアまでユーザーフレンドリーな設計で、初心者の方でも簡単に操作できます。
XtaLAB mini IIは小型で扱いの容易な卓上型単結晶X線構造解析装置です。最先端のハイブリッドフォトンカウンティング(HPC)検出器HyPix-Bantamを搭載しており、従来より高速で高精度な測定が可能です。また、装置制御および測定・データ処理を行うソフトウェアはCrysAlisProを標準搭載しています。自動構造解析プラグインAutoChemと組み合わせることにより、迅速な自動構造解析を実現します。
コンパクトかつシンプルなデザイン
卓上サイズで設置場所を選びません。電源は100V~240Vコンセントだけなので、特別な工事は不要です。卓上型でありながら、専門誌への投稿基準を満たした高品質なデータを取得できます。また、最小限の操作で自動測定・解析を実行可能で、初めて構造解析を行う方でも簡単に操作できます。さらに、可動部分が、シャッターとゴニオメーターのφ軸およびω軸のわずか3か所に限られていることにより、メンテナンスコストの削減につながります。
XtaLAB Synergy-DW VHFには、データ収集およびデータ処理用ソフトウェアCrysAlisProが付属します。 CrysAlisProはユーザーフレンドリーな操作体系とインターフェースを搭載しており、完全自動処理の他、解析担当者が状況を確認しながらのインタラクティブ処理や完全マニュアル処理にも対応します。無機結晶や有機結晶はもとより、蛋白質をはじめとした生体高分子結晶に至るまでのすべての試料を対象とした回折像測定とデータ処理が可能です。
AutoChemはCrysAlisProの自動構造解析プラグインであり、X線回折データの収集と並行して、構造解析および構造の精密化を完全自動で実行するソフトウェアです。CrysAlisProに搭載された測定プログラム「What is this(WIT)」に不可欠なプラグインでもあり、測定対象となる結晶の構造を迅速に解析することで、目的とする構造体かどうかを本測定前に確認することが可能です。 OlexSys Ltd(英国ダラム大学)と共同開発したAutoChemは、X線構造解析ソフトウェアOlex2と(ライセンスフリー)と連携して動作します。
最先端の2次元半導体検出器を搭載
ハイブリッドフォトンカウンティング(HPC)検出器を採用し、従来よりも高速で高精度な測定が可能になりました。真のシャッターレス測定が実現したことに加え、オーバーロード測定もないことから、測定時間を短縮します。
世界最小級の卓上型装置
幅560 × 奥行395 × 高さ672 mmのコンパクト化を実現しました。
X線作業主任者の選任不要
インターロック機構の採用により、X線作業主任者の選任が不要です。
自動測定・解析モード搭載
CrysAlisProとAutoChemを併用することにより、測定から構造解析までを自動で実行できます。CrysAlisPro上に構造解析ビューアがあり、最短時間で構造の確認が可能です。