本キットは Competitive-ELISA 法を採用しています。本キットに付属のマイクロ ELISA プレートには 8-OHdG がプレコートされています。標準品または検体を適切なマイクロ ELISA プレートウエルに添加し、8-OHdG に特異的なビオチン結合抗体を添加します。次に、西洋ワサビペルオキシダーゼ(HRP)結合アビジンを各マイクロプレートウェルに添加し、インキュベートします。TMB基質溶液を添加する。酵素-基質反応は硫酸溶液の添加により停止され、波長450nm±10nmで分光光度計により色の変化を測定する。その後、サンプルのODを標準曲線と比較することにより、サンプル中の8-OHdG濃度を決定する。
技術データ
標準曲線の OD 値は、実際の測定条件(操作者、ピペッティング技術、洗浄技術、温度の影響など)に よって異なる場合がありますので、操作者は各検査ごとに標準曲線を作成する必要があります。以下に代表的な標準曲線とデータを参考までに示します。
精度
イントラアッセイ精度(アッセイ内の精度):1プレートで低濃度、中濃度、高濃度の3検体をそれぞれ20回測定。
アッセイ間精度(アッセイ間の精度):アッセイ間精度(アッセイ間の精度):低濃度、中濃度、高濃度の3検体を3種類のプレートでそれぞれ20回ずつ測定。
回収率
様々なマトリックスにおいて、アッセイ範囲全体を通して、3つの異なるレベルでスパイクされたサンプルの回収率を評価した。
線形
サンプルに高濃度の標的タンパク質をスパイクした。
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