インスリン抗体(INS-Ab):インスリン抗体は2つのケースで出現する。1つは外因性インスリン治療を受けている患者で、主にインスリン製剤の純度に関連してインスリン治療により産生される薬剤抗体(IA)であり、もう1つはインスリン治療を受けたことのない患者で、インスリン自己抗体(IAA)と呼ばれるものである。この2つの抗体は現在のところ方法論的には区別できないが、通常IAであり、ほとんどがIgG型である。主にインスリン治療に使用される製剤の高親和性、低反応性の評価に使用され、インスリンに対するアレルギー反応の徴候にも使用される。IAAは1型糖尿病の診断に使用され、1型糖尿病と2型糖尿病の鑑別法の一つである。オカルト型 1型糖尿病の発見、自己免疫性低血糖症候群とインスリンの評価、自己免疫疾患としての自己抗体の検査。
[臨床的意義】。]
異常値:血清抗インスリン抗体陽性
(1) インスリン依存性糖尿病患者の治療指針:循環中のインスリン抗体の高力価は、重篤なインスリン抵抗性の主な原因である。A-IAbの検出はインスリン投与量の指針となり、抗体価が高い場合には薬剤抵抗性糖尿病の治療の基礎となる。 -作用型インスリンは緩やかに増量できる。抗体価が低い場合は長時間作用型インスリンを使用する。
(2)インスリン依存性糖尿病の予後判定:インスリン放出曲線が低く、インスリン抗体価が高い場合、膵島障害ではないことを示し、病状が安定していることを示す。
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