Thyroxine(T4)はTriiodothyronine(T3)とともに甲状腺で作られる2大ホルモンの1つで、甲状腺機能亢進症と甲状腺機能低下症を判断するための診断マーカーとなっています。甲状腺ホルモンの血中濃度が高くなると、視床下部から分泌されるチロトロピン放出ホルモンやTRHによって下垂体が刺激され、甲状腺刺激ホルモンが合成・分泌されます。この分泌されたTSHは、甲状腺を刺激して甲状腺ホルモンのT3とT4を合成・分泌させます。甲状腺からT4が過剰に分泌されると、不眠、体重減少、神経過敏などの甲状腺機能亢進症に関わる症状が現れます。逆に、T4が十分に分泌されないと、体重増加、疲労、皮膚の乾燥などの甲状腺機能低下症を引き起こす可能性があります。
仕様
使用範囲 - 0.50~25.00ug/dL
基準範囲 - 5.9~13.8ug/dL
サンプルタイプ - 血清/血漿
サンプル量 - 100 μL
ローディングボリューム - 100 μL
保存条件 - カートリッジ: 2-30 ℃
検出バッファー2-8 ℃
シェルフライフ - 24ヶ月
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